寝屋川市にて雨漏り修理〈サイディング目地からの雨漏り〉

施工前

今回が初めての塗装工事とのことで、ピカピカだった塗膜も１８年の歳月で傷んでいます。
遠くから見てもどことなく色褪せている印象。
塗装の耐用年数は、どれだけ高性能であっても２０年が限界と言われています。
塗装だけでなく、今回のようにコーキングの劣化から雨漏りが起こることもあるため、１０年以内のメンテナンスがおすすめです。

施工中

コーキング打ち替え

シーリングとも呼ばれるこの充填剤は、雨漏り防止のために非常に重要な部位です。
分かりやすく言うと、サイディングボード同士の継ぎ目や、ドア・窓と外壁の接合部などに使われている白いゴム状の部分です。
あまり気にしていなかったものの、実は劣化しており、割れたり隙間ができたところから水が侵入していた・・・。という事例は少なくありません。
打ち替えをする前に、養生が万全かどうかチェックしておきます。
最初に、劣化したコーキングを綺麗さっぱり除去し、そこに新しいコーキングを充填して表面をならします（外壁の状態によっては、コーキングの密着度を上げる下塗りをすることも）。

雨漏り修理や補修に欠かせないシーリング（コーキング）について

上記事では、コーキングと雨漏りの関係について詳しくチェックできます。お役立てくださいませ。

屋根塗装

下塗り

まずは接着効果のある下塗りで塗料の剥がれを予防します。
仕上げ用塗料（塗装と聞いてイメージされる外側の層）を塗る前に、こちらを土台に施しておくことで初めて、耐久性を発揮することができます。

仕上げ塗装×２回

４フッ化技術（従来の最高グレードフッ素塗料をさらに改良）で開発された「ガイソールーフガード マルチコート」で、一切の隙がないメンテナンスに。
紫外線や雨風の強い過酷な環境においても、他の塗料にかなりの差をつけて美観を保てるため、気休め程度ではなく実際に性能を実感していただけることと存じます。
ただ、良い塗料を使っても、適当な施工をすれば活かすことができませんので、決して慢心は致しません。
２回目を塗り重ねるのは、１回目の膜がしっかり乾いて安定してからです。

外壁塗装

下塗り

続いて外壁塗装、同じように下塗りから始めます。
工事に着手する際、高圧洗浄で最大限に汚れを落としていますが、これは下塗りの密着力を良くするためでもあります。
何層もの塗膜をいかに着実に形成していけるかが、どのような塗装工事においても要です。
特に、乾燥していないうちに塗り重ねるというのは絶対に避けなければなりません。

仕上げ塗装×２回

外壁には、屋根と同グレードの「ガイソーウォールフッ素４Ｆ」です。
先ほどの４フッ化塗料の外壁バージョンであり、ひび割れしづらく、外壁に多い雨だれ汚れも極端に抑えることができます。
親水化技術といい、雨水に触れた際に、外壁に付着した汚れを浮かせて落とす性質があるためです。

完工

この度は２週間での完工となりました。
こちらが外壁と屋根の外観です。
自然な光沢があり、暖色の差し色もよりあざやかに復活しました。

屋根・外壁ともに最上級の塗料でガードできました。
２０年ほど経てばまた塗装が必要となりますが、その際も機を逃さず塗り替えておけば安心で、屋根が割れたりといった深刻な事態の心配はありません。
コーキングも新しくしたことで防水性、緩衝性を取り戻し、大雨や大きな地震の際にもしっかりと機能してくれるでしょう。

サイディング外壁からの雨漏りの原因と対処方法

担当者のコメント

屋根は外壁と違い普段見ることができませんが、紫外線やカビ、雨水によりだんだんと住宅構造にもダメージが及んできます。
軽微な雨漏りであれば必ずしも大きい工事にはなりません。
しかし進行すると屋根の葺き替え、天井張り替えなど高コストの工事になることも。
負担が大きくなってしまう前に、点検・定期メンテナンスしていただくことが最もおすすめです！